見立真一の逃亡生活の現在。フィリピンと国内潜伏。顔は髪で豹変?

アウトロー

2012年に六本木クラブ襲撃事件を首謀した罪で指名手配となっている見立真一さん

見立真一さんは10代の頃に当時は壊滅状態だった関東連合を復活させた伝説の不良で、成人後は違法な金儲けし、各界に太いパイプを持つ大物になりました。

事件後から姿を眩まし、現在までに目立った証拠もなく、逃亡生活は続いています。

今日は、メディアの報道が見立さんの元側近の方の著者やブログを参考に、現在の見立真一さんの予想される動きについて書いてみたいと思います。

見立真一が「六本木クラブ襲撃事件」を起こした理由は木村兄弟との抗争

そもそも、見立真一さんとは何者で、なぜ現在指名手配になっているのか?

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他記事にて見立真一さんの生い立ちや経歴についてまとめたことがありますが、こちらでも見立さんの評判や人間性を大雑把に振り返ってみたいと思います。

見立真一さんはIQ145の頭脳を誇る、賢い方であることは有名です。

一般家庭に生まれ、中学2年生の頃に不良に進むまでは勉強に勤しみ、成績は学校でトップクラスでした

進学した高校を2ヶ月で中退し、その後に入った少年院のテストで、IQが測定不能な数字だったことで、IQ145説が生まれました。

見立真一さんは喧嘩こそは強くないものの、人の動かし方が上手で、当時破滅状態だった関東連合を短期間で都内トップの勢力に復活させました。

関東連合という組織の実態については、別の記事で詳細を書いています。

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関東連合時代は70年代に結成されましたが、90年代に見立氏が加入した頃にはOBらは大勢捕まっており、現在までに語り継がれる関東連合は見立氏によって基礎が作られたと言われています。

容赦のない襲撃や拷問、相手の弱点や弱みを徹底的に攻めるやり方から「残虐王子」の異名を誇りました。

そんな頃、同じく都内で目立った活躍をしていた木村兄弟の存在を知り、兄の泰一郎さんを関東連合系「新宿十二社メデューサ」の誘いますが、そっけなく断られ、顔を潰されたことで見立さんは木村兄弟を敵対視するようになります。

木村兄弟についての詳細は他記事で書いています。

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大人になってから(2000年代)の見立氏は違法な仕事でお金稼ぎに走りますが、その頃にも木村兄弟と揉めます。

当時流行し始めたばかりの振り込み詐欺の利権を巡って、弟の孔次郎と揉めます。

ある時に見立氏が孔次郎派のグループからお金を盗ませた上で引き抜きを行おうとしますが、孔次郎さんにバレて引き抜こうとしたメンバーを粛清され、見立氏が激昂したこともあったそうです。

しばらくはお互いの派閥のメンバーを襲撃し合うという抗争が続き、2006年には孔次郎さんが見立派のメンバーに襲われ、一緒にいた親友が大怪我を負う事件が起きました。

この少年時代からの抗争が、最終的に2012年の六本木クラブ襲撃事件につながります。

見立派と孔次郎派の争いで西新宿事件に発展し最後は六本木クラブ襲撃事件で休戦

六本木クラブ襲撃事件が起きるまでに、お互いに襲撃をし合うということが続いていました。

2008年5月には飲食店で孔次郎派と見立派が口論となり、見立派の金村さんが孔次郎派のメンバーを殴り倒すという事件が起きました。

この金村さん絡みの事件の詳細は別記事に書いています。

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事件後に、孔次郎さんは新宿の吉野家で見立派の石元太一さんを発見し、携帯を取り上げ自分のメンバーを殴り倒した金村さんに宣戦布告

石元太一氏については過去記事で詳細を書いています。

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ちょうど翌日に見立さんの誕生日パーティーが麻布で行われ、参加した金村さんは帰宅した朝に自宅近くの駐車場で、目指し棒を被った数人に襲われ、脳挫傷で亡くなります。※西新宿事件

(この時、犯人は逮捕されずに迷宮入りとなっていますが、大方が孔次郎さん関係で間違いないと読んでいます。)

普段は冷酷な見立さんも、亡くなった金村さんのことを大切に思っていたようで、金村さんの葬儀の際には涙を流して復讐を誓ったそうです。

金村さんが殺害された西新宿事件が起きた2ヶ月後の5月に、孔次郎さんが池袋の飲食店で何者かに奇襲されます。

さらに同じ5月の内に、今度は見立派の石本太一さんや伊藤リオンさんも何者かに奇襲されます。

金村さん亡くなって以降、見立派と孔次郎派で両者が激しく抗争をしていたということです。

関東連合は見立真一が指名手配犯になり幹部が多数逮捕され壊滅状態

そんな抗争が続いて4年後の2012年に、見立真一さんが指名手配となる六本木クラブ襲撃事件が起きます。

六本木のクラブ「フラワー」に抗争相手の孔次郎さんが現れたとして、見立派のメンバーが集結し奇襲。

孔次郎さんと思われる男を金属バッドで襲い、男は死亡、しかし襲った男性は人違いでした。

実は孔次郎さんと人違いで亡くなった藤本さんは友人関係。

見立派に命を狙われていることに気づいた孔次郎さんは、背丈や歩き方、顔立ちがそっくりな藤本さんに自分の私物をプレゼントするなどして勝手に影武者に仕立て、意図的に襲わせたのです。

この事件の詳細と、巻き込まれた藤本さんに関しては別記事で詳細を書いています。

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事件後、現場付近の監視カメラの映像などから、奇襲に参加したメンバーらが特定されすぐに逮捕。

事件後、現場付近の監視カメラの映像などから、奇襲に参加したメンバーらが特定されすぐに逮捕。

関わったのは19人で、見立真一さんを除く18人はすぐに逮捕されました。

この件で、見立真一さんは重要指名手配犯となりました。

用心深い見立真一さんは、成人後は一度も警察に逮捕されておらず、この件で大人になって初めて逮捕状が出された形となりました。

この計画に参加した者の中に関東連合の幹部が多くおり、一気に大勢捕まったことで関東連合は機能しなくなり壊滅状態となりました。

見立真一は事件の2ヶ月後にフィリピン。ルフィ説や整形、高級ホテル&女を堪能の噂

2012年11月に事件が起き、その2ヶ月後に見立て真一さんはフィリピンに出国したことが明らかになっています。

フィリピンに出国して以降は明確な情報はないようです。

2013年に入った頃に見立真一さんは指名手配犯として懸賞金が設けられますが、用心深い見立真一さんはすでに整形で顔を変えているとの見方が強いです。

「どうせすぐに整形してるから、今頃フィリピンで顔写真公開しても意味ない」なんて、当時から言われてました。

また、フィリピン現地には裏組織が多く存在し、それら組織の手引きで自由な生活をしているのでは?という予想もありました。

見立真一はフィリピンで豪華な生活をしている予想も

見立真一さんは。現地の組織と良い関係を結んで自由な生活をしているのでは?との噂があります。

また、見立さんは巨額の資金を抱えてるため、現地組織の元、高級ホテルに滞在し、高級ホステスと豪華な暮らしをしているとの予想もあります。

20代の時点で資産100億を目指せたほどの財力とのことなので、フィリピンの物価で一生で遊んで暮らすことも可能だと思われます。

現地のブローカーから国籍を買って別人として暮らしてる説も

国際手配犯になっている見立真一さん。

莫大な資金を頼りに整形だけでなく、現地のブローカーから国籍を買って、顔と名前、国籍を変えている可能性も考えられます。

仮にそうだとすれば、頼りになる特徴は顔の傷と身長、日本語だけとなり、化粧やシークレットブーツを履かれてしまうと絶望的です。

過去にフィリピンに逃亡した指名手配犯の中でも、ずば抜けた資金力と知能、警戒心の強さということで、過去の逃亡犯の事例が参考にならないような状況だと憶測されています。

ルフィの黒幕が見立真一の説。フィリピンで多数の裏組織を仕切る悪人

コロナ禍が明けた頃、日本国内で若者の間で闇バイトが流行りました。

若者がSNSから闇バイトに応募し、その後に指示の元で民家に侵入し、住民を襲って大金を奪うという荒い事件がありました。

闇バイト感覚で捕まった若者は自分が誰に雇われているのかさえも知らない状況でした。

その後の捜査で、フィリピンの刑務所にいる日本人囚人が指示を出していたことが発覚し、さらにそんな彼らをコントロールしてる大ボス”ルフィ”の存在が知れ渡りました。

ルフィという人物は、フィリピン現地で80もの詐欺グループを仕切り、裏切り者には容赦ない制裁を加える極悪人であることが発覚しています。

かつて冷酷な制裁で関東連合を復活させ、成人してからは詐欺などでも稼ぎ、その後にフィリピンに渡っていた見立真一さんとルフィに共通点が多くあり、「ルフィって見立容疑者ではないか?」との説が出ました。

しかし、ルフィを知る人物によれば、ルフィは身長180センチで体重120キロの大男だそうです。

見立真一さんもガタイは良いですが、身長170センチ足らずと、そのルフィの特徴とは異なります。

そのことから見立がルフィの説は消滅しました。

それでも、「捕まったらそう言え(大男だと)と脅されているのでは?」との憶測から、現在も見立氏がルフィであるという都市伝説はネット一部で信じられています。

週刊誌が見立真一の帰国を報じる。タイ経由で船で宮崎県に入った?

フィリピンの裏組織とうまくタッグを組んで、フィリピン人として現地で好きに暮らしてる説がある他、日本に潜伏してる説もあります。

見立容疑者がフィリピンしたという報道があった翌年、2013年8月に週刊誌「Flash」にて、見立真一さんが帰国してる可能性があるとの記事が出ていました。

記事では広域指定暴力団の方の証言の元、2013年3月にタイ経由で関税を通らず、宮崎県の港に船で日本に入ったとの内容です。

証言した男性はある人物を介して、見立容疑者が密入国の手配を頼んできた経緯で、偽造パスポートの作成と再度出国できるよう頼まれたとのことです。

偽造パスポート作成と出国の約束で5000万。宮崎の港から入国

見立氏に偽造パスポートの作成と、再出国をお願いされた男性。

金銭は、見立氏が出国まで果たしたら5000万円とのことで、最初に3000万円は上納済で、出国後に残りの2000万円が男性に入る仕組みだったそうです。

男性はある県に住む病気を患う先が長くない人物から戸籍を買い、パスポートは本人が行かないと作れないため、見立氏にその人物の戸籍を受け取らせて、偽造パスポートを作らせたとのことです。

この話が事実なら、見立氏は役所などリスクのある場所に顔を出していたということになります。

千葉のホテルで見立氏と一緒になった?帰国の目的は”お金”

見立氏に協力した男性には舎弟がおり、その舎弟の方も見立氏に複数回あったそうです。

よく利用するホテルで、何度か見立氏と一緒になったことがあったそうで、2013年の4月には2回会ったとのこと。

見立氏はその千葉のホテルに何度から泊まっていたそうです。

男性が見立氏に帰国した理由を聞くと、

「”金を取りに帰ったんですよ。いろいろ集金しなくちゃいけなくて”と言う。それなら少なくとも1000万円から2000万円は作るんだろうなと思いましたね。ただ、どうやって戻るんだろうと。話した時間はわずかでしたけどね」

と、主に逃亡資金を得るために帰国したと本人に聞いたそうです。

この話が事実なら、国内に戻って、見立さんに会ったのはFlashに登場した人の他にも複数人いることが考えられます。

2013年の見立氏の外見は長髪&顎髭。帽子とマスクで完全に武装

週刊誌の取材に応じた男性の証言では、2013年時点で見立氏の外見は手配ポスターと全く違ったそうです。

髪は長めに伸ばし、顎髭をたくわえ、外出の際は帽子とマスクを常備していたとのこと。

整形については雑誌の中では言及されていませんが、がっちりし体格は変わっていなかったそうです。

見立は女と逃亡?国内潜伏中は被災地の福島県いわき市の空き家を拠点

日本に潜伏していた間、見立氏は被災地である福島県いわき市の空き家の一軒家を借り、そこを拠点にしていたそうです。

仮にそれが本当だとすると、2013年当時のいわき市への放射能の風評を逆手に取っていたという、流石の悪知恵ですね。

ちなみにいわき市の賃貸は、同行していた女性が手配したそうです。

いわき市を拠点にしながらも、見立氏は六本木の飲食店で働くMさんとと宮崎に旅行したり、新宿の高級ホテル、八王子駅前のホテルに泊まったりしていたそうです。

女性と堂々と都内で遊んでいたなんて信じ難いですが、その後の警察のホームページには、

「既に、日本に帰国し国内に潜伏している可能性も十分考えられます。予想される立ち回り先としては、東京都内、静岡県内、埼玉県内及び宮城県内が考えられます」

と書かれており、警察の捜査からもクサイと思われているようで、信憑性は0ではありません。

襲撃に参加した石元太一氏は海外説を有力視。国内でリスクを犯すタイプではない

2013年8月の週刊誌の記事から、見立氏が国内に潜伏してる可能性があるとの説が広がりました。

ただ、見立氏の元部下は、見立氏が国内に潜伏するようなタイプではないと発言しています。

六本木襲撃事件に参加し、収監されながらも代理人を通じてブログを更新してる石元太一さん。

2015年10月22日のブログにて、ある番組の見立特集の中で国内説が囁かれていた件について言及

「番組内では警視庁の情報を基にしてか、都内だけでなく沼津潜伏説を流していたようだが、実際のところフィリピンにいることは警視庁も分かっている

六本木事件での俺の担当だった捜査員も「説得して連れてこないといけないから行かない」と言っていたしな。だから今回の国内潜伏説は、居場所が分かっているのに何もしないのかという批判をかわす為の保険として流しているのかなと俺は思っている。

そのままだと、フィリピンにさえ逃亡すれば日本の警察は何も出来ないということを露呈することになるから。」

「それに、もし本当に警視庁が国内潜伏説を信じているのなら、捜査本部を5人体制に縮小しないだろうし、偽造パスポートか何かで戻ってきているとするのなら今度は逆に『日本の水際って今もそんなに甘いの』となる。

逃亡犯だけでなく、テロリストなんかも簡単に入国出来てしまうということなのだから、それはそれでまた問題。

警視庁もよく考えてから情報を流すべきだ。

以上の点から考えても、国内潜伏説は100%ない

あの人に限ってそんなリスクの高い行動をとるとは俺は思えない。

とのこと、石元氏は見立さんが国内を拠点にする可能性は極めて低いと発言されています。

2018年のブログにも、

 「ところで去年、ある受刑者から「他の工場で『俺の先輩が見立さんのことを匿っている』と言っていた人がいたんですけど、本当ですかね?今、横浜にいるとのことでしたけど」と聞かれたので、「噓に決まってんだろ。そんな奴ばっかだな、刑務所は」と笑いながら否定したのだが、実際そんな灯台下暗しみたいなことがあったら笑っちまうよな(笑)。

やたらと国内潜伏説を流す人間もいるけど、そんな脇の甘いことをする人ならもうとっくに捕まっているだろ。

と改めて国内に潜伏してる可能性は低いと綴っていました。

2024年に警察が新しい見立氏の似顔絵を公開

見立氏が逃亡してから12年の月日が経過した2024年。

日本の警察は、改めて見立氏が国内に潜伏してる可能性もあるとして、12年経過した現在の見立氏の容姿を想定した似顔絵を公開しました。

AIによってシワや皮膚のたるみなどを反映させ、やせた場合や太った場合など、9パターンの顔を予測した顔を作成したそうです。

2013年時点の週刊誌の記事では、髪型や髭で印象が違っていたと書かれていたので、個人的にはもっと多くもバージョンを用意しても良さそうと思います。

また、やはり既に整形をしてる可能性も高いので、目や鼻の別イメージも想定しても良さそうです。

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