柴田大輔(工藤明男)関東連合の暴露内容と死因の真相。生存説や嘘疑惑も

アウトロー

2021年に死去された元関東連合の幹部・柴田大輔さん。

関東連合と決別し、ペンネーム”工藤明男”として暴露本を出しベストセラーを記録するなど、一般人の間でも知られた存在でした。

関東連合にいた頃は10代にして破天荒な振る舞いで都内の頂点に立ち、若くして商才を発揮するなど、彼の不良人生は過去最高だと言われています。

柴田大輔さんの経歴については別記事で書いてあります。

柴田大輔(関東連合)の伝説を年齢ごとに時系列で整理[歴代最高の不良]
関東連合のトップとして長年活躍された柴田大輔さん。 2021年に41歳の若さで亡くなると、これまでの経歴の凄さが再び脚光を浴びました。 今日は元関東連合のリーダーであり、敏腕実業家、またはベストセラー作家として活躍された柴田大輔さんの生い立...

自死という形で亡くなられた際は、多くのファンが彼を偲ぶなど、作家としてコアな人気を誇りました。

柴田大輔さんが亡くなった当時の状況から、死因には様々な都市伝説が生まれており、現在でもネット上で論争の的となっています。

今日は柴田大輔さんが”工藤明男”として暴露した関東連合の内容と、諸説ある亡くなった前後のことを整理して書いてみたいと思います。

柴田大輔が工藤明男として書籍やメディアに暴露した関東連合の内部事情

柴田大輔さんが工藤明男として出した書籍は、『いびつな絆 関東連合の真実』、『実録! 激変する日本の闇社会』、『破戒の連鎖 〜いびつな絆が生まれた時代』、『破戒 関東連合少年編』

本人名義としては、『酒鬼薔薇聖斗と関東連合』、『聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション』、『comics Black Flower』シリーズ、『「惡問」のすゝめ』(※ 猫組長や沖田臥竜との共著)などです。

書籍で関東連合の内部事情や歴史を綴り、さらにはメディアでも言及することもありました。

柴田大輔さんが暴露した話で有名な内容を整理してみます。

柴田大輔が暴露した内容

基本的には書籍を出した段階で、リアルタイムで指名手配犯になっていた見立真一さんに纏わる暴露が多くありました。

柴田さんと見立さんは、古くから関東連合の中心として関わったメンバーで、組織の重要幹部であり続けました。

見立氏と良い信頼関係であったことから、彼の若い頃からの悪業や指名手配になった後までの詳細を知っていたのです。

・「六本木クラブ襲撃事件」の逃走犯・見立真一氏は事件後に身代わり受刑や、刑の減刑などを模索し柴田大輔に相談し、”一生逃げ切ってみせる”と豪語していた。

・見立真一氏は逃亡中も「裏切ったヤツは女家族も含めて殺せ!」と海外から仲間にメッセージを発信し続けていた。

・「六本木クラブ襲撃事件」の後、関東連合の中で見立派と反見立派で割れた。

・逃亡犯となった見立氏と連絡を取り合う番号を持つことをみんな嫌がっていた。

・後輩らのために見立氏に出頭を説得するTという人物がいたが、説得は叶わず電話越しに喧嘩になって終わった。

・関東連合と長年対立関係であり、六本木クラブ襲撃事件のターゲット(人違いで知らない人を巻き込む)だった木村兄弟は、東南アジアの混血であり。(木村兄弟と友人の瓜田純士は祖父がフィリピン人と言及)

・見立真一氏は関東連合の積立金を自分の家賃や車の支払いに使っていた。

・見立真一氏は18歳頃に老舗レコード会社の創業家一族の孫を恐喝し、数回に分けて五千万をカツアゲした。

・見立真一氏が誰かに「イキがっている」といえば連絡が途絶える。本人が怯え見立の側近に相談→見立本人が登場→「俺はどうでもいいけど周りがムカついてる」と金銭的な負担を迫る。←このようなテンプレがあった。

・2000年、見立氏は少年院から出院して早々、当時、関東連合のトップだった川名氏を六本木の喫茶店に呼び出し、「あんたにはもう付いていけない」と強引に縁を切って世代交代した。

・2008年に「西新宿事件」の犠牲者になった金村氏は関東連合のメンバーではなかった。

・松島クロス氏は関東連合の対人関係の情報を操作していた。

・関東連合は外部に敵がいなければ、内部に矛先を向けて、想い通りにならない奴を制裁するという、本質は学校のイジメと同じだった。

・見立世代のメンバーはS53年生まれの世代を最年長にしてS58年生まれの世代までの6世代のみを「自分たちの関東連合」と考えていた。

・成人後の関東連合メンバーは正業組とそうでない組で別れていた。正業組は比較的にマナー良く過ごしていた。

・かつて六本木にあった”珍しい接待店”の実質的な出資者は、楽天の三木谷浩史会長、USENの宇野康秀会長、サイバーエージェントの藤田晋社長、GMOインターネットの熊谷正寿会長、テイクアンドギヴ・ニーズの野尻佳孝会長だった。

後輩の石元太一氏のブログからは書籍の信憑性が問われる

柴田さんの後輩の石元太一さんという方は、「六本木クラブ襲撃事件」で主犯格として長期刑をもらった元関東連合加入グループのリーダーです。

過去に芸能界デビューを果たすなど、メディアにも多く登場された方で、一般読者に影響力があり、柴田氏の書籍の信憑性を確かめる上では重要な存在です。

石元太一さんの詳細について別記事で書いています。

石元太一とは何者?関東連合で数々の事件に関わる。父と母と生い立ち
石元太一さんといえば、関東連合のメンバーとして有名です。 これまでに関東連合が起こした数々の事件やトラブルに関わった人物としても知られ、知名度は組織の中でもダントツです。 今日は、石元太一さんの生い立ちや、経歴について関係に書いてみたいと思...

石元さんが逮捕されるきっかけになった「六本木クラブ襲撃事件」についても別記事で書いています。

六本木クラブ襲撃事件の被害者・藤本亮介の経歴。犯人が木村兄弟と人違い
2012年に六本木のクラブ「フラワー」で起きた襲撃事件。 「六本木クラブ襲撃事件」、もしくは「フラワー事件」と呼ばれています。 事件までの経緯などが特殊で、事件から10年以上経った今でも、時にネット界隈などで話題となっています。 今日は六本...

柴田大輔さんは書籍や周辺での言及にて、石元太一さんに対しては肯定的な姿勢であり、または服役中の彼に対して「あれは無罪」だと、フォローするような言及をされていました。

しかし、石元太一さんの方は柴田氏の書籍を読んでみて、その内容に違和感があると、代理人を通じて更新してるブログで何度か綴っています。

記事内に書かれてあった工藤明男こと柴田大輔と水谷竹秀さんとのやり取りに関しては何も知らないが、『2010年に起きた朝青龍事件や市川海老蔵事件では、示談に向けて水面下で動いた」という箇所に関しては全くのデマだ。柴田が動いたなどという事実はない。そうハッキリと断定することが出来る。2022年3月22日

そういやさー、柴田大輔の本のせいで、今回の六本木事件で何か俺が勝手に勘違いをして見立真一に間違った情報を入れたと誤解している方達が意外といるみたいだから、ちょっと今日この場を借りてハッキリさせておくけど、裁判を通じて明らかになっている通り、俺は逆に見立から「足をケガしている人物が(クラブに)また来店したら教えて」と頼まれていただけ。2022年9月15日

嘘をつくこともそうですが、そういうのは”癖”であり、ある種の”病気”でもありますから。柴田大輔や瓜田純士という人間なんかは正にその典型たる例でしょう。まぁ柴田に関しては、彼が十代の頃は違ったのですけどね…。2022年12月27日

柴田大輔や瓜田純士など、事情をよく知りもしない人間に限ってまるで全て知っているかのように語りたがるんですよね。しかも、声だけは一丁前に大きいから、それがまるで真実かのように世間に広まる。2022年12月1日

西山君といい、柴田といい、 晩節を汚しまくっているというか、何というか…。2024年5月6日

瓜田にしろ、柴田大輔にしろ、自分が逮捕されてからあんなナメたことを言い出しましたからねー。2023年8月18日

柴田の方はただ単に自分の作品をドラマチックにする為の創作です。(柴田作の漫画について)2023年11月2日

書籍の一部を否定する一方で、見立真一が18歳の頃にレコード会社創立者の孫から5000万を恐喝した話や、反見立派の存在については肯定的な言及もしています。

その他にも、柴田氏の書籍を引用して内容を肯定してる部分もありますが、総合的には認めていない感じです。

柴田大輔の死因に諸説あり。精神的に病んでいたのは事実も亡くなる直前にライターに不審な電話

柴田大輔さんが亡くなったのは2021年11月28日です。

連絡の取れない会社の関係者が自宅に訪問すると、変わり果てた姿で倒れている柴田大輔さんの姿がありました。

自宅で首と体に切り傷がある状態で発見され、死因は自殺とされています。

柴田大輔さんは自身が偽名で書籍やメディアで関東連合についての暴露を発信したことで、日頃から脅しを受け続け、組織に命を狙われていたことで病んでいました

晩年は薬の使用と自傷行為を行なっていたとのことで、自殺に関連づけされたのです。

特に亡くなった2021年は、「六本木クラブ襲撃事件」に関わった一部の過激派メンバーの出所が間近に控えていた背景があり、柴田さん自身は身の危険を感じ、相当に焦っていたとのことです。

ステロイドの副作用?不良少年時代に身長のコンプレックスから筋肉増量剤を服用していた

柴田大輔さんが死去されたと明かされた後、死因についてネットでさまざまな憶測が流されました。

その中でも多く言われていたのが「ステロイド剤(筋肉増量剤)」の副作用です。

柴田大輔さんは10代の頃から低身長をコンプレックスとし、敵に舐められないようにステロイドを使用し体を肥大されていたのです。

直近で、ステイロイドを服用していた海外のボディビルダーなどが突然死する事例が多くあったことから、当初はこの説が有力とされていました。

しかし、その後に切り傷があったことや、精神的に病んでいた背景が明らかになり、または仲の良かったライターさんの証言から、ステロイドの説は一変して”ない”となりました。

他殺説が有力?柴田大輔は亡くなる直前にライターに電話で身の危険を知らせていた

柴田大輔さんが亡くなってしばらくすると、生前に付き合いのあった作家の沖田臥竜氏が、亡くなる直前に柴田さんから電話があったことを明かしました。

電話があったのは朝頃で、柴田さんは憔悴した様子だったそうです。

電話口から「正面から出ます」との声が聞こえ、そのまま電話は切れてしまったそうです。

沖田氏は、柴田さんが警察か何かを招き入れているのかと連想したそうです。

その後に電話をしても着信は鳴り続ける(電源は切られていない)が出ない、LINEに既読は付くとういう状態が続き、時より焦って書いたような誤字脱字の目立つ返信が返ってきたそうです。

返信されたメッセージの中には「私に味方してください」との内容もあったそうです。

既読がつかなくなるまで2時間ほどやり取りが続き、同日の16時32分を最後に一切連絡が付かなくなったそうです。

そして、その後に共通の知り合いからの電話で、柴田氏の死を知ったのです。

この沖田さんの証言から、柴田さんは自殺ではなくて、何者かに息の根を止められたとの他殺説も囁かれるようになったのです。

それでも基本的には自殺が有力?

柴田大輔さんの死因をめぐっては、ステロイドの副作用や他殺説もありますが、基本的には自殺だとされています。

柴田大輔さんの後輩である石元太一さんは2024年時点でブログで、

柴田は自殺で間違いないと思いますよ。遠因はいろいろあったのではないかなとは思われますが。

と綴っており、特に裏はないようなことを綴っていました。

書籍で散々暴露された見立氏が仲間を操作して仕向けたのでは?という背景が根付いていますが、指名手配になった今、捕まるリスクが高まるだけなので現実的ではありません。

一部では生存説もあった?YouTuberに同じ方法で隠れた過去が告発される

柴田大輔さん自殺が話題になってから少しして、あるYouTuberの発言から、柴田大輔さんの生存説もボヤっと出ました。

「小山恵吾応援チャンネル」というアカウントが、ショートムービーで「柴田出てこい!」と言っている動画アップ。

そのショートムービーの中で、過去に後輩にヤキを入れられた後に、死んだふりをした過去があることを告発され、「2回目だろ?(今回で)」と捲し立てていました。

その他の動画でも、現在の柴田さんが「逃げいている」「そんなダサい奴です」と発言していました。

コメント欄では動画内容を否定する声に溢れ、基本的には信じられていません。

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