浜頓別に漂流した”竹下一家”の家系図と内容まとめ。最悪の大家族?

大家族/有名一家
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大家族スペシャルな中でも格別な存在感を示した「竹下家」。

家族で様々な土地を転々としながら奮闘する世知辛い姿は、視聴者に衝撃を与えました。

”漂流家族”と形容されて放送された竹下家は、放送が終わった現在でも”今どうしてるの?”と心配する声が上がります。

今日は竹下家とはどんな大家族だったのか?

そして、その後はどうしているのか?について書いてみたいと思います。

竹下家の家系図。埼玉から北海道浜頓別に移住した6人姉妹の8人家族

竹下家の父親は”勝裕(かつひろ)”さんで、母は父の4歳年下の”敦子(あつこ)”さんです。

1990年6月に結婚し、結婚した同年のうちに2人の双子が誕生しました。

その後も1、2年おきに子供が産まれ、最終的には6人姉妹の大家族となりました。

2009年に「プロフェッショナル」で取り上げられると、子供が全員の女の子という珍しい家系図が話題となりました。

立場 2009年放送時点の年齢
竹下勝裕(たけした かつひろ・当時47歳)
竹下敦子(たけした あつこ・当時43歳)
長女 恵子(当時18歳)双子
次女 愛美(当時18歳)双子
三女 成美(当時16歳)
四女 望美(当時15歳)
五女 瞳美(当時11歳)
六女 秀美(当時9歳)

田舎移住計画を利用して埼玉から北海道浜頓別に移住

元々は埼玉県に住んでいた竹下家ですが、仕事や自宅のことで問題を抱えていました。

そんなとき、北海道・浜頓別の自治体が行っていた街の活性化計画の存在を知り、竹下家は一家で田舎移住計画を志します。

浜頓別の自治体が行っていた街の活性化計画では、現地で仕事を紹介してもらえるという好条件。

また、移住して3年以内に頭金を貯めて自宅を購入すれば、その購入価格が割引になるという夢のような話でした。

ただ、竹下家のドキュメントでは、”無計画で頭金が貯金出来ない””父親がプライドが高くて仕事を辞める”など散々な姿が映し出されたのです。

当時から視聴者から厳しい声が多く出るなど、現在までに”こんなキツい大家族は史上初だ”と酷評されているのです。

桜庭氏を保証人にして自宅購入も仕事を辞めて埼玉に帰る

北海道の浜頓別の自治体が行っていた街の活性化計画に乗り移住した竹下家。

父の勝裕さんと母の敦子さんは、移住先で同じ産業廃棄物会社の正社員の仕事が用意されました。

両親合わせて36万の収入があり、移住は順調かと思われました。

しかし、竹下家は車の購入や、当時は高額だったパソコンを買うなど無計画な出費が続きました。

結局、活性化計画の約束であると3年以内に頭金を貯金することができず、さらには過去に埼玉でマンションのローンを滞納していたことから、審査が厳しくなっている現実が突きつけられたのです。

そんな竹下家を見かね、近所で牧場を営む桜庭正昭さんが保証人になってくれたのです。

桜庭正昭さんは自身も牧場の改装費などで借金が1億がある身でしたが、”町おこしの為なら”と男気で保証金を引き受けてくれたのです。

桜庭さんの親切のおかげで、ついに浜頓別にマイホームを購入できた竹下一家。

地元の儀式で近所の子供を集め、家の屋根からお餅を投げるなど、一家のハイライトとなるような幸せそうな一幕もありました。

ただし、頭金なしで2000万円のローンを30年と、払い終わるのは定年後という悪条件でした。

視聴者は、頭金を貯金できなかったこと、過去にローンを滞納したことがある竹下家が、桜庭さんに迷惑をかけずに30年ローン払い切ることができるのか?と疑問でした。

父・勝裕が職場で喧嘩し退職宣言。激怒した桜庭さんに引き止められるもその後に仕事を辞める

保証人にまでなってくれた桜庭さんの想いを考えると順調に住宅ローンを払い切って欲しい。

しかし、その後に父の勝裕さんは職場の上司と揉めてしまい、仕事を辞めると言い出したのです。

これには桜庭さんも激怒し、父を直接引き止め、一緒に職場まで謝りに行ってくれたのです。

無事に復職した勝裕さんは、その後に職場で昇進をするなど、事なき終えたように思われました。

しかし、前回の退職宣言から4年後にも、再び仕事を辞めると言い出したのです。

2度目は復職せず、現地で別の仕事を探すも見つかるわけもなく、結局は逃げ出すような形で埼玉に出戻ってしまったのです。

保証人・桜庭氏に黙って埼玉に出戻り。娘は高校中退、就職先を辞めるなど散々。

北海道での仕事を辞め、そのまま埼玉に出戻ってしまった竹下家。

埼玉に戻る際、すでに就職して順調だった長女は退職、学生生活を楽しんでた下の子供たちも中退を強いられるなど、子供を巻き込んでの出戻りでした。

当初は、埼玉で体制を整えて、再び北海道に戻るという狙いでしたが、そう甘くはありませんでした。

出戻ってすぐに家探しで所持金が飛んでいき、北海道に家具を置いてきたということで買い直すなど無駄な出費が続きました。

埼玉に出戻った後にローンを滞納。父は桜庭さんからゲンコツを食う

北海道を離れて埼玉に出戻った竹下家。

出戻った後、退職金の100万をアテに敷金礼金に50万を出し家賃9万のマンションを契約。

また、家具や布団一式を北海道に置いたきた為、それらを再購入。

”戻る前に家を見つけておくべきでは?”

”小さい家具や布団などは郵送すれば良かったのでは?”

など、ツッコミどころ満載でした。

ローンの残高が1800万円残っており、さらに車のローンを合わせると家賃と借金だけで月の支出は24万円

娘たちは学校を退学。

娘たちはバイトして家にお金を入れて親を助けていました。

そんな姿を見かねた母・敦子さんは、娘のバイト代をアテにしてる大黒柱の姿に萎えていました。

娘たちも父が自分らバイト代をアテにし、お金お金になっている状況に不満を抱えていました。

父も再就職に苦労し、やっと土木の仕事を見つけるも、雨などの影響で安定した収入が得られませんでした。

健気に働く娘たちでしたが、家族の気持ちはバラバラになり始めました。

竹下家がローン滞納。保証人の桜庭さんが立て替えて激怒

驚くべきは、竹下家は埼玉に出戻って以降、半年間も北海道のローンを滞納していた事です。

保証人であった桜庭さんの元に催促状が届き、すでに1ヶ月分を支払わされたという事で激怒。

迷惑をかけないとの約束を簡単に破った竹下家を許せず、埼玉まで会いに行ったのです。

竹下家は桜庭さんの電話にも出ない状況でした。

桜庭さんはスタッフに竹下家の埼玉の住所を聞いたとのことで、竹下家は出戻り後に桜庭さんに現住所すら教えていなかったのです。

アポなしで竹下家に訪問し、そこで父・勝裕さんを正座させ説教。

桜庭さんは竹下家の一連の動きに対して「自分たちのしてることを考えてみろよ」「無責任極まりないぞ」「計画性だって思うよ」と不信感むき出しでした。

ここのシーンでは、父・勝裕さんが桜庭さんから頭を殴られてしまいます

それでも勝裕さんはあくまで自宅は手放さない意思を伝えます。

桜庭さんに「払える見込みはあるのか?」と聞かれると、夫婦揃って険しい顔をして俯くのみ。

「手放したくなかったら払え」と言われると「今年いっぱい待ってください」と猶予をもらい、一旦は話は落ち着きました。

結局は竹下家はマイホームを手放し母は失踪

桜庭さんに年内待って欲しいとお願いした竹下家。

その後に父の勝裕さんは非正規ではありますが仕事を見つけ、なんとか生活の基盤ができました。

高校を中退していた四女と三女は自分で学費を払うのを条件に定時制高校の受験に向けて勉強。

一家に復調の兆しが見えた思われましたが、ローンの支払いを再開する期日前に家族で大喧嘩

娘たちの前で母を殴ろうとしたり、「お前らで好きにやれ」とキャッシュカードの返却を要求し「出てけ」と怒鳴る父。

母はキャッシュカードを投げ返し「荷物まとめろ」と発言し、娘は「家を出たところでどうなるの?」と号泣。

カオス状態でした。

結局、この大喧嘩が父と母と娘が同じカメラで映る最後のシーンとなりました。

浜頓別の自宅を手放す決断。母はその後に失踪。

大喧嘩の後、ローン支払いを再開させたかは番組では映されていませんが、母親の最後の行動と桜庭さんの怒り具合からは、払えていない状況が伺えます。

母・敦子さんは北海道まで飛び、手土産片手に桜庭さんの自宅を訪問します。

そこで、「できないことを言うな」「払えないなりの誠意すら感じない」とボロカス言われ、「もう払ってもらえるとは思っていない」とまで言われました。

そして、この場の話し合いの結果、竹下家が自宅を手放すことが決定し、残りのローンは桜庭さんが払い続けることになりました。

母・敦子さんはその足で手放したマイホームに戻り、荷物の整理をすることに。

8年間暮らした痕跡や思い出を懐かしみながら整理する姿は、とても寂しそうでした。

最後、「竹下」の表札を外す際は、「付けるときは夢いっぱいだったんだけどね」と本音をポロリ。

再び埼玉に戻った10日に、敦子さんは失踪。

失踪した敦子さんは勝裕さんの電話には出ない状況で、さすがの勝裕さんも「自分が悪い」と反省していました。

番組の最後には父と娘らで公園でピクニックするなど楽しそうな様子でしたが、そこに母の姿はありませんでした。

竹下家の特集はここで終了し、その後に家に敦子さんが戻ったかは不明のままです。

その後の浜頓別の自宅や、竹下家の現在については別記事に書いています。

竹下家のその後。桜庭氏は浜頓別の家を売却。娘のブログ炎上。末っ子の噂は嘘?
2009年に地上波で特集された「漂流一家・竹下家」。 父・勝裕さんと母・敦子さんに娘6人の大家族でした。 番組では、埼玉から北海道に移住するも住宅ローンに苦しみ、最終的にはマイホームを諦め、保証人となった方にローンを丸投げする様子が映し出さ...

現在までに「史上最悪の大家族特集」の呼び声高い。YouTube再アップが油に火を注ぐ

2009年に放送された漂流家族・竹下家。

当時から多くの批判的な意見がありましたが、放送から長い歳月が過ぎると、一般視聴者には忘れられかけていました。

しかし、近年は動画サイトに再アップされるなどして、再び掘り返されてしまっています。

無計画にお金を使う姿、娘たちを巻き添いにしたこと、連帯保証人になってくれた桜庭さんに巨額の住宅ローンを丸投げした結末が、批判の的になっています。

大家族の中で最も酷評されたシリーズ?

過去の大家族シリーズでは渡津家や坪井家など、物議を醸した家族が多くいました。

そんな歴代の大家族の中でも、竹下家は”史上最悪”と言われることが多いです。

やはり家族外の人(桜庭さん)に迷惑を掛けたことをよく思っていない人が多くいるのです。

 

 

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